ドミニク・ローラン(フランス) / ワイン

ドミニク・ローラン Dominique Laurent

ドミニク・ローラン

ドミニク・ローラン ブランドストーリー

1970年代後半からワイン業に携っており、本格的にネゴシアン業をスタートしたのが1989年です。
ブルゴーニュの著名な生産者らに師事し伝統的なワイン造りを学びました。
最高の原料から最高の洋菓子が生まれるように、最高のぶどうが最高のワインに生まれ変わるために、
人が手助けできることへの努力は惜しみません。
そして、たゆまぬ努力と流行に左右されない一貫した姿勢から高品質のワインが生み出されています。

2006年には息子のジャンと一緒にドメーヌも始めました。息子ジャン・ローランはモンペリエの醸造学校で醸造学を専攻後、
父ドミニク・ローランの元で働き始め、現在はドメーヌのワイン造りを担当しつつ、
家族だけに伝えられるドミニク・ローラン秘伝の醸造スタイルを継承しています。

栽培は有機農法が中心。毎年少しずつ買い足される畑の選定基準は樹齢が古いことで、樹齢80年程の古樹が中心となります。
ぶどうは木樽の開放発酵槽に全房のままブドウを入れ、息子のジャンが足で踏んで搾汁を行い、そのまま全房発酵された後、熟成樽に移します。

醸造所の風通しを良くすることで、アルコール発酵中に熱がこもらないようにして自然な温度管理をしています。
瓶詰めまでSO2は添加せず補糖・補酸は一切行いません。
また、ネゴシアンのものと同様に酒石酸を取り除く冷却処理、清澄処理、濾過は行っていません。
ネゴシアンのワインは平均2年間樽熟成をしますが、ドメーヌの樽熟成期間は1年間という短期間の熟成。
樽より瓶熟成の方がゆっくり熟成する、という理由からです。

ブルゴーニュの銘醸家アンリ・ジャイエの姪が経営するエジュラン・ジャイエから有機栽培のぶどう畑を譲り受け、
自社で醸造を開始。有機農法で肥料なしの畑は、生産を安定させ当初よりずっと進化しています。現在、約12haを所有しています。

ワインメーカー ドミニク・ローラン

1.ヴィエイユ・ヴィーヌの使用
 樹齢50年以上の古木にこだわっています。古木からのブドウを使用することによって果実の成分や風味が凝縮され、非常にポテンシャルの高いブドウとなります。
また、ブドウは全て手摘みによる収穫です。

2.澱との接触
 澱との接触を非常に重要視しています。澱は強い酸があります。この澱に触れさせることによって、ワインに良くない菌から守ってくれる働きがある一方で、一定のストレスも与えています。
ドミニク氏は瓶詰めさせる直前まで澱に触れさせているので、瓶詰めの際にこの両方の面から解放されます。瓶詰めした直後のワインは非常に繊細な状態なので一定の瓶熟期間を経たほうが良くなります。
また、比喩的な表現ではありますがドミニク氏に言わせるとワインが澱を「食べる(取り込む)」ということもあるそうです。
ドミニク氏自身もうまく説明できないと言っていますが、アルコール発酵の後、樽熟成前の段階の澱の量と、
瓶詰め前の澱の量は明らかに減っています。したがって樽熟成途中にワインが澱を「食べて」いるということです。

3.自社の工房で造る最高級熟成樽「マジックカスク」の使用
 オーク材の中でも最高級のトロンセの森のオーク材を使用しています。
しかも高級家具に使うような樹齢の高い樹を使用することによって素晴らしい熟成をすることができます。
今は新樽200%には全くこだわらず、キュヴェのポテンシャルに応じて2年目は古樽に移し変えるなど柔軟に対応しています。

4.全房発酵
 多くのワインを全房発酵(ぶどうを房ごと仕込む伝統的な発酵方法)で造っています。全房発酵することによって骨格のあるワインに仕上がります。古木のぶどうだからこそ良さを発揮する醸造法です。

5.最小限の酸化防止剤、ノンフィルター、コラージュ無し
 ドミニク氏はワイン造りに関して
「ブルゴーニュの土、ぶどうは“テクニック”や“職人”を必要としていない。(ワインに生まれ変わるために)手を貸してくれる“人”を必要としているのだ」という哲学を持っています。
その考え方に基づき、なるべく人為的介入をせずにワインを作っています。

Pommard 1er Cru Les Charmots



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作り手からのコメント

   

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