Marie Brizard -ブランドストーリー-
人は自分自身で運命を切り開く者と、どちらかと言うと偶然にもたらされるものによって運命が決められる者がありますが、マリー・ブリザール嬢は後者の方だったと言えるでしょう。生まれは貧しく、慈善事業に身を捧げようとしていた女性が、裕福で有名な実業家になろうとは、誰も想像しませんでした。マリー・ブリザール嬢は1714年に、ボルドーの樽職人の娘として生まれました。15人兄弟の長女だった彼女は、弟や妹達の面倒を見るために早くから自立しなければなりませんでした。そして弟や妹達が身を固めた後も結婚せず、慈善事業に、身を捧げていました。マリーは若い頃から、信仰深い活動的な女性で賢く思いやりにあふれていました。彼女は病人や貧しい人を彼等の家や病院に訪ねたりと慈善事業に熱中していました。後にこの優しさと慈悲心、他人の苦しみを和らげようとする想いが、大企業の創立に役立つことになります。